二時に目覚ましで目を覚ますと、風の音は聞こえるものの雨は止んだ様子。テントの中の明るさから推測するに、月も出ていそう。これはいけるなと相棒のテントへ行った所、起きてる気配がない。この野郎とテントを開けようとすると、またもや、さも起きてましたよ的な涼しげな声が返ってくる。よし、出発するぞ!
二日連続でベタベタなテントをしまい込んで、最終日スタート!周りは完全に寝静まっております。五竜山荘から唐松岳までは意外と遠くコースタイムで二時間半。スムーズに行ってギリギリ日の出に間に合う感じです。最初は緩やかな下りからスタートするも辺りは霧が立ち込めていて、ミスコースしないように細心の注意を払いながら道を進んでいきます。少し進むと森の中へ突入!何度かナイトハイクはしていますが、いままでは基本稜線歩きだったのでいいのですが、森の中は何が飛び出してくるのか分からない怖さがあります。しかも所々すごく獣臭い。。。見慣れない糞も落ちている。。。足早になるのも仕方ありません。早く稜線に出たい。。。
ビクビクしながら森を抜けていくとその先は稜線、、、ではなく岩場でした。これは完全に僕のミスなのですが、ヘッドライトの電池が切れてしまい、岩場でコースマークを探すのにとても苦労しました。この辺りは岩に白色の石が混じっているせいか、コースマークが黄色や赤色で記されています。それでも夜中にライトを手がかりに探していると、マークに見える岩の模様があったり、日中では間違えないようなことも暗いと起こります。次第に空が明るんできたので大事には至りませんでしたが、準備不足でした。気楽な稜線歩きを想像していたのですが、思いのほか険しい道にあくせくしながら進んでいきます。
出発時間が遅くなったり、暗くて時間がかかってしまったため、唐松頂上山荘目前の牛首と呼ばれる場所で御来光タイム!ここはここで眺めがよく、御来光を見る事ができそうなのですが、この日はあいにくの天気で、黄身を割ってしまった目玉焼きみたいなお日様しか拝むことができませんでした。でも雲が多くても漏れてくる朝日で染まる風景をみることはできました。僕は日の出そのものよりも朝日に染まる山々を見るのが好きです。
御来光も終わってしまったし、お腹もすいてきたので唐松だけの頂上へ行く前に山荘で朝ご飯を食べる事に。思えば、山で食べる食事もこれが最後。余っていた食材を使い果たすべく二人とも二人前以上は食べたでしょうか。これでエネルギー補給も十分です!
この山行四度目のサミット!唐松岳山頂へは山荘から十分ほど。道も整備された登りやすい道でした。しかし完全に雲の中で景色は全く見れず。写真をひとしきり撮り終えて下山です。ここからはさらに先の白馬岳への縦走路の分疑点があります。すぐ先には三大キレットのうちの一つ、不帰(かえらず)キレットという何とも恐ろしい名前をした難所があるのですが、近いうちにこの向こうへも行ってみたいものです。ちなみに二日目に通ってきた八峰キレットも三大キレットの一つ。もう一個は言わずもがな穂高の大キレットです。
唐松岳からは八方尾根を下って下山していきます。山上は雲の中でも下界は晴れている、そんな時はよくあります。この日も下は晴れ。下るにつれて日差しが強くなっていきます。途中に山の映り込みが有名な八方池がありましたが、上はまだ雲の中。八方池から下は遊歩道になっているので、登山客やら、ハイキングの人やら、はたまたヒール履いた観光客もいたり行楽のるつぼ状態。八方尾根は途中から長野五輪の滑降競技でも使われたスキー場になります。そこから先はスキー用のリフトを使います。三日間、岩やら石やらと戦い続けた足を、宙に投げ出し文字通り空中散歩しながらの下山。これはなかなか気持ちがいいです。下についてからは白馬駅から信濃大町へ電車で移動し今回の山行も終わりを迎えます。
終わってしまえばあっという間。一泊と二泊は全然違います。今回は小屋を起点に縦走したので、大量の水を背負うことなく、少しばかりは軽身での縦走でした。これが何日分かの水も背負っての縦走になれば足への負担は倍増。また違った行程を組む必要が出てきそうです。三日間がっつり山の中にいるのはとても刺激的でした。一度やってしまえば後はイケイケなので、またどこか縦走へ、そしていつかは一週間ぐらいの長期縦走も。
それでは次の山で。
一日目はこちらから。
二日目はこちらから。























































































