雨乞岳山行「藪! やぶ!! YABU!!!」

少し前になりますが、11月27日に鈴鹿セブンマウンテンの一峰、雨乞岳に登ってきました。今回は久々にTeamSEPPIフルメンバーでの山行でした。

いつも通り三時に出発のはずが、相棒の電話で起きたのが三時、、 最近本当に起きれず、すいません。準備はしていたので大事は至らず三時半頃に岐阜を出発。すでに通い慣れた感のある長良川を堤防沿いに南下しながら、湯の山温泉を目指します。

鈴鹿スカイラインは崩落箇所の復旧工事のため、三重県↔滋賀県は抜けられません。そろそろ工事終っていないかなと淡い期待を抱いて向かいましたが、やはりまだ通行止め。なので、湯の山温泉に車を停めて、道に並行した

登山道を歩いて第一目的地の武平峠に向かいます。モルゲンロートで赤く照らされた御在所岳や崩落復旧中の工事現場が見えたり、軽く沢を越えたりと武平峠までの一時間はアップには丁度良い感じでした。

武平峠は御在所岳から鎌ヶ岳へ縦走する際の中間地点になり、ここから今回の目標峰である雨乞岳へも行くことが出来ます。本来は鈴鹿スカイライン沿いにあるので、三重県側からも簡単にアクセス出来るのですが、今は道が閉鎖中なので東海地方からは行きにくい場所になっています。この日も路肩の駐車場には滋賀県始め関西ナンバーの車が数台停まっていました。駐車場の脇を抜けて雨乞岳アタック開始です!

鈴鹿山系によくあるように、最初は沢を左右にトラバースしながら進んでいきます。道中、道幅が細めの所があったり、すこし崖をのぼったりとそこそこ楽しめる道です。ただあまり登っている感じはせず、奥へ奥へと進んでいきます。天気が悪かったのもあったのか、雨乞岳本体が見えず、山頂方向がわからないままの行程が続きます。二時間ぐらい森とか沢を抜けると徐々に道の角度があがり、山の本体に入ったことがわかります。そしてここからはひたすら藪漕ぎ!枝とか笹とか日頃のストレスとかいろんなモノをかき分けながら登っていきます。通り抜けるとトトロに会えそうな藪のトンネルを身を屈めながら進んでいきます。腰には相当の負担がかかっていると思われます。下りの時に気づいたのですが、本ルートは実はそのトンネルの左側にあったみたいで、無駄に腰を痛めつけていただけでした。でも楽しいので腰に自信のある方はこちらでのいいのではないでしょうか。

さて、その藪を抜けると東雨乞岳という一つ目のピークに到達!

ここから20分ぐらいで雨乞岳に行けるはずなのですが、ガスっていたのでどの方向に山頂があるのか全くわからず、一先ず来た道を真っ直ぐ進み、再び藪に突入。刹那、雲がはけて、周りが見えます。しかし見回してみても20分で到達できそうな場所に山頂がない。おかしいということで一旦、東雨乞岳に戻ります。再び道を探してみるも他に突入できそうな道もありません、あとから来たおじさんも初めてらしく道はよくわからないとのこと。仕方なくさっきの道をまた下りていきます。東雨乞岳から少し下って、登ると雨乞岳山頂という情報は知っていたので、下ることに特に違和感はありませんでしたが、それにしても下りすぎている。メンバー困っているの図。おかしいと思ったときに後ろから声が。

「おーい、さっきの兄ちゃんたち、そっちちゃうわー」

さっきのおじさんがわざわざ下ってきて道が間違ってた事を伝えに来てくれたのです!「2000m以上に悪い人はいない」これはチーム内でよく出る話ですが、1000mでもいや、山に悪い人はいないのかもしれません。あとで調べたら僕らが降りていたルートは登った道とは反対側の登山ルート。あやうく、ピークハントする前に下山するところでした。(ピークハントとは頂上に到達することです。)

東雨乞岳の頂上でおじさんと再開し、ひとしきり感謝したころ、すっかり雲もはけ、雨乞岳がその姿を僕らの想像とは全く違った方向に見せていました。「そっち側かーーい!」とメンバー一同心のなかでツッコミを入れながら雨乞岳のピークを目指します。

ここでのミスは、頂上でちゃんと方角をチェックせず、山岳地図の大きなルート図だけを頼りに進む道を決めてしまったのが一番の原因でした。東雨乞岳と雨乞岳の位置関係さえ把握できていれば、こんな事にはならなかったのです。地図とコンパスという登山の基本がいかに大切かを身を持って知る機会になりました。ガスっていて見通しががきかない時は特に注意して進む道を決めないといけないなと痛感しました。

そんな反省をしているうちにピークです!今回はピーク以外に楽しみにしていたことがもう一つ。ここには鈴鹿セブンマウンテンの標識が残っているらしいのです。セブンマウンテンを制覇しようと思っている私たちには一度は見たかったしろものです。しかし、探してもそれらしい看板は立っていません。おかしいなと思って脇に目をやると、7とだけかかれた朽ちた木の板が横たわっています。まさか、、、これなのか? しかし7以外の文字は痕跡も残っておらず、ただ年輪が並んでいだけ。でもこれなのだろう。。とりあえず、失意と共に記念撮影。心なしか表情も険し気です。

雨乞岳の山頂からは、御在所岳、鎌ヶ岳がよくみえます。位置的に鈴鹿山系の真ん中らへんになるので、奥の方にはいろんな山が見えます。登っ直ぐはまだモヤがかかっていましたが、しばらくするとモヤもはけ、いい天気に。さきほどのおじさんとも再会し、しばし歓談。他にも数組の登山者がいました。紅葉も終わった時期でしたが、割と多くの登山者が登っていました。さて、頂上といえばあれですね。初三人サミットポーズ!

御在所岳、入道ヶ岳、雨乞岳と三峰目の鈴鹿セブンマウンテンでした。今回は時間的には余裕を持った山行だったので、道迷いも体力と精神的に疲れたぐらいで、予定の工程をこなすことは出来ましたが、反省の残る山行になりました。

雨乞岳は、最初ぐいぐい登っていく感じがあまりせず、緩やかに登っていき最後の藪漕ぎ辺りで一気に標高を稼ぐといった具合でした。やはり印象に残っているのは無駄に通った藪漕ぎトンネル。背よりの低いトンネルを抜けて行くのは冒険感があります。今回の山行ハイライトはもちろん道迷い、MVPはおじさんになりますが、この藪漕ぎトンネルが個人的ハイライトでした。

三重県側から行くと武平峠への往復で2時間ほど必要になるので、時間的に余裕がほしいところ。夏の西穂高以来の三人での山行で迷ったけど、そんなトラブルも楽しい山行でした。軽く焦りはしましたが。。。

それでは次の山で。