二日目後半戦。
ジャンダルムを過ぎても、急な岩場が続きます。西穂高山荘までの行程のまだ三分の一程度。後ろを見ると岩場に色がちらほら。あんなところを降りてきたのかと自分でもびっくりします。ここからもひたすら岩降りては登ってを繰り返します。
私と相棒の格好が似ているのでここにまとめておきますと、黒いヘルメットに赤いザックでちっこいのが私、シルバーのヘルメットに黒いザックですらっとしたのが相棒になります。小さいとどっちがどっちか自分でもわからなくなります。当たり前ですが、私が写っている写真はフォトバイ相棒です。
山には鎖が設置されている所がよくありますが、鎖に頼らなくても進むことができます。でも、ここは話が別。鎖以外つかむ所が見つからない。鎖を必死に掴んで降下していきます。西穂高よりも奥穂高のほうが高いので、登って降りてを繰り返しますが、全体としては下りが多めです。今回はテント泊なので、背中の荷物は多め。山側に背中を向けて降りていく時、ザックがロックにガンガンあたります。(岩だけに、、、)これが怖い。当たるかなーと思ってぶつかるときはいいのですが、予期せぬ時にザックが岩に引っかかる時もたまにあります。こういう時はかなり危険です。そうならないように降りるときは、最新の注意を払います。
降りてます。
降りてます。
降りてます。
西穂高へ行くまでに、天狗岳、間ノ岳、赤岩岳と言ったピークを超えていきます。この縦走路はガレ場をあまり通らないように設定されているような感じがします。今までの山だと、崖側は危ないからガレているなだらか方へトラバースして、という流れだったのですが、今回は崖直行!ここに来たら崖行かなきゃ楽しめないよとばかりに、崖崖崖。確かにガレ場は浮石も多く、落石の危険も滑落の危険もあるため、強固な崖の岩にへばりついていたほうが安全なのかもしれません。
赤岩岳まで来ると西穂高はもう目と鼻の先。途中岩場に隠れる雷鳥の親子に遭遇。今季は雷鳥に会えそうなところを何回も通ってはいたのですが、会えていなかったので今年初の雷鳥です。緊張の連続で疲弊した心がフッと軽くなります。雷鳥に元気をもらいつつラストスパート!
西穂高の山頂がよく見えるピークの上でポージング!両者ともに見事な踏み抜き(滑ったとも言いますが)をみせております。西穂高は何度も来ているため、ほっとしたでのしょう。おちゃらける余裕がやっと出てきました。今回、西穂高を北側から見るというのがまさに悲願でした。何度となく西穂から先に行きたいなと思い、日程の都合で行けませんでした。そのたびに西穂から先へ向かう人をうらやましいなと思った日々。この景色は感慨深いものがあります。(悔しかった時の様子はこちら)
ここからさきは勝手知ったる縦走路。とは言え、ここは2000mを越える天空の道。気を引き締めて、下山です。この日も天気が良かったので独標は人でいっぱい。この辺りまでくると、ヘルメットをかぶっているとジャンから来たんですが?と聞かれることもしばしば。そうですと答えると、わーすごいですねーとチヤホヤしてもらえます。何となく誇らしい気持ちで西穂山荘へ到着。なんかここで一気に気が抜けてしまいました。しばし放心。お疲れ様と相棒と握手。一度休むとどうしても腰が重くなってしまいますが、重い腰を何とか持ち上げて、ロープウェイ乗り場へと向かいました。
お腹いっぱい。今回の山行の感想はそこにつきます。ケーキバイキングに来て散々ケーキ食べた感じに似ています。岩を食べまくった二日間でした。お腹パンパン。もう当分岩はいいや。そんな感じです。
夏シーズンもそろそろ終わりだったので、なにか今年の夏期を締めくくる山行がしたいなと計画したのが今回のルートでした。涸沢の紅葉を上から見て、奥穂と西穂を繋ぐ。紅葉はあまり見えまえんでしたが、それでもいたるところに秋を感じることが出来ました。奥穂西穂間は忘れることのできないルートになりそうです。前々日まで行っていたラスベガスのことなんて忘れてしまうぐらい。(そう言ったら相棒に爆笑されました)この一週間で経験した、砂漠の真ん中に作られた人工の街と人の手が入らない岩の頂。このコントラストはなかなか刺激的でした。
もう岩はいいやとか言ってますが、すぐに岩に行きたくなるんでしょう。というかそろそろ行きたいですね。写真を見返しているとそう思えてきます。雪のうっすらついた山もきれいだろうな。寒いけど。
それでは次の山で。
















































































































