甲斐駒ケ岳・鳳凰三山縦走「2012年夏山始め!初の南アルプス」二日目 前編

甲斐駒ケ岳、鳳凰三山二日目。

スピード登山だったり、ウルトラライトだったりとそれぞれに登山スタイルというものがありますが、我々チームセッピの登山スタイルといえば、超早出からの山頂で御来光でしょうか。この日もテン場を後にしたのは三時。二時に起きてテントを撤収し、山頂を目指しました。

見えるのはライトに照らされたところだけ、それでも周りに霧が立ち込めてきていることがわかります。見通しは30m程度でしょうか。上空にも雲が厚くあるのがわかります。こういう時に森を抜ける時は神経を使います。迷うような道ではないですが、何かが出てきてもおかしくない雰囲気。鹿とかお化けだったらまだしも、熊だったらさすがに対応に困ります。第六感まで使いながら山頂を目指します。

徐々に明るくなる辺り。早出で山頂へプッシュする一番の楽しみは実はこの時間です。真っ暗な闇から、真っ青な空間へ。この日は霧のせいもありどこを見ても青。遠くではやっと鳥たちの声も聞こえ始め、徐々に時間が朝へと移り始めます。

夕闇が包む始める時間帯を黄昏時と言いますが、朝方のこの時間帯も少し後ろに見える相棒は誰そ彼。まだまだ霧の深く、太陽も山の下。

テン場から山頂までの道はなかなかにヘビーです。大きな岩を鎖で登って越えて行ったり、岩に付けられた靴の跡だけを頼りにステップアップしていったり。重い荷物が体に食い込みます。

青い霧に包まれた岩々はどうにも神々しく写ります。山頂まで後少し。

山頂についた頃、時計は五時を少し回った所。辺りは濃霧。こりゃ今日は御来光はみえませんね。残念。辺りに人もいないため、互いに記念撮影。うっし、百名山、甲斐駒ケ岳!2967米!登頂!視界ゼロ!

(私、顔が冴えなさすぎる…)

それでは次の目的地鳳凰三山に向かって下山です!今回は栗沢山へ降りて、そこから早川尾根を辿って鳳凰三山へ向かいます。この日の目的地は鳳凰小屋。まだまだ果てしない距離。遠くを見ると北沢峠辺りで泊まっていた人たちが登ってくるのが見えます。日差しも高くなり、徐々に部分的ではありますが、霧も晴れてきました。

岩場を少し降りていくと樹林帯へ再び入っていきます。ここまで降りてくると霧もすっかり晴れ、下の方はしっかりと見ることが出来るようになってきます。見上げると甲斐駒ケ岳は雲の中。でも雲の合間にやっとその全貌を見ることが出来ました。

ゴツゴツとした岩の塊。安定感のある裾野。なかなかに険しい甲斐駒ケ岳の本当姿を見ることが出来ました。さっきまではあの頂きにいたのが信じられないくらいにすでに遠くにあるように見えます。

さて、ひとまず甲斐駒ケ岳を降り切って、ここからアサヨ峰を経て、早川尾根へ入っていきます。

しかし、どうにも相棒のペースが上がらない。遅いというかバテてる。重い荷物を背負っての山行なのでペースはどうしても落ちがちですが、それにしてもちょっと様子が変。大丈夫!?